Ari Nowacek/アリ・ノワチェックは、ARCH Venture Partnersのパートナーであり、AN Venturesのオペレーティング・パートナーです。新しいライフサイエンス技術の発掘と技術的評価を専門とし、会社設立に関わって参ります。これまでROME Therapeutics、Walden Biosciences、HiberCell、Arbor Biosciences、TFC Bioの設立支援、Synchron、Basking Bio、Ultivueの取締役、やオブザーバーとして主導してきました。

ノワチェックは医師科学博士であり、インディアナ大学ブルーミントン校で生物学の理学士号と心理学の理学士号を取得しました。また、ネブラスカ大学医療センターで医学博士号と博士号を、ネブラスカ大学オマハ校で経営学修士号を取得し、神経科学、ウイルス学、抗レトロウイルス薬開発、免疫腫瘍学の分野で20もの専門誌論文を発表しています。その後、シカゴ大学とマサチューセッツ総合病院で病理学の研修医とポスドク研究を修了しました。

Ken Horne/ケン・ホーンは、ヘルスケア分野での経験豊富な投資家・起業家・経営者として20年以上にわたるキャリアを積み、成功をしてきました。彼は現在、日本に焦点を当てたバイオテクノロジー・ファンドである AN Ventures のマネージング・パートナーを務めています。

その前は、Remiges Ventures の会社設立組織である RDiscovery の会長を務めました。この役割において、彼は会長あるいは CEO として、Capacity Bio、Typewriter Therapeutics、Viage Therapeutics の起ち上げと投資を支援してきました。

その前は、起業家として、Aline Aesthetics (Allergan が買収)、Symic Bio (Nordic Bio が買収)、Teon Therapeutics を共同設立または率いていました。

それ以前は、スタンフォード・マネジメント・カンパニーやその他のトップ LP が支援する初期段階のライフサイエンス・ベンチャーキャピタル・ファンドである TauTona Group の創設メンバーでした。

彼は、優れたメドテック・インキュベーターである The Foundry で働いてキャリアをスタートし、 eValve (Abbott が買収)、Cierra (Terumo が買収) などの初期または創設時のメンバーでした。

Ken はスタンフォード大学機械工学の学士号と修士号を取得し、カウフマン・フェロー (クラス 17) としてジェフ・ティモンズ・リーダーシップ賞を受賞しました。

Mike Hickey/マイク・ヒッキーは 10 年近くにわたり、企業の財務部門と業務の構築、拡大、管理を支援することに注力してきました。最近では、Alliance（5,000万ドルの投資アドバイザーであり暗号通貨に焦点を当てたスタートアップ・アクセラレーター）の財務責任者でしたが、現在はそこでアドバイザーを務めています。

Alliance に入社する前は、科学の進歩に投資する 10 億ドルを超えるディープテック・ベンチャー キャピタル会社 Prime Movers Lab の CFO 兼パートナーを務めていました。最初の財務担当者として、財務チームを作り、コンプライアンス・プログラムを設計し、マネッジ下の規制資産を 1 億ドルから 10 億ドル以上にまで運用規模を拡大するためのシステムを実装しました。マイクは運営パートナーとして、創業者と緊密に連携して、バックオフィスおよび財務関連のあらゆるニーズに対応していました。

マイクはまた、137 Ventures (SEC 登録投資顧問) および Versant Ventures (ディスカバリー・エンジンおよびバイオテクノロジー・ ベンチャーキャピタル会社) でコントローラーの職を歴任し、それぞれ 13 億ドルと 35 億ドルのポートフォリオを管理しました。

マイクは Rothstein Kass (KPMG が買収) でキャリアをスタートし、そこでベンチャーキャピタルとヘッジファンドに 関して米国 GAAS に従って監査を実施しました。マイクは、サンフランシスコ州立大学で会計学を重点に経営管理の学士号を取得しましたが、そこで Beta Alpha Psi の副会長、ALPFA (Association of Latino Professionals For America) の会長を務めました。

広瀬思帆 Ph.D.は、がん免疫療法研究と創薬のバックグラウンドを持ちます。彼女は日本学術振興会（JSPS）特別研究員（DC2）として東京大学で生命科学の博士号を取得しました。彼女の研究は、メラノーマにおける免疫療法抵抗性とCD8+ T細胞浸潤におけるIL4I1の役割を解明し、免疫療法抵抗性に対する治療戦略について東大発バイオベンチャーと共同研究を推進しました。

大学院在籍中には、ハーバード大学医学部に留学し、Duda博士の研究室で、腫瘍微小環境相互作用を専門とする幅広い研究訓練を受けました。マサチューセッツ総合病院付近にあるバイオベンチャー、製薬会社、医師との共同研究を通じて新規がん免疫療法の開発について深い洞察を得ました。また彼女は留学中にピッチイベントへの参加を通じて起業家精神を養いました。博士号取得後は、小野薬品工業株式会社にて研究開発に従事しました。彼女は有望な創薬テーマの特定と外部パートナーとの共同研究に取り組みました。

現在は慶應義塾大学医学部に客員研究員として在籍し、学術研究の実用化に取り組んでいます。

二見は、ヘルスケアにおける経験豊富な投資家、起業家、経営者です。ANVでは、主に研究機関での成果をベースとしたスタートアップの組成を主導しています。

まず、アステラス製薬で研究者としてキャリアをスタートし、 主に腫瘍学や代謝性疾患を中心に10以上の創薬プロジェクトを主導してきました。その後、米国でのコーポレート・ベンチャーキャピタルに参加し、Potenza Therapeutics、Bicycle Therapeutics（IPO：NASDAQ）などに投資し、ダナファーバー癌研究所、マサチューセッツ総合病院、ワイル・コーネル医学などの学術機関との連携を主導しました。

2020年に日本の独立系VCであるファストトラックイニシアティブに 参加し、海外投資や、アカデミア研究成果をベースとしたスタートアップの 組成などで重要な役割を担いました。また、日本の学術的発見に基づいた、reverSASP Therapeuticsおよびその他の現在開発中の研究資産の共同創設者です。

現在、東北大学特任教授、名古屋大学客員教授、京都大学フェロー、理化学研究所フェローの他、内閣府グローバル・スタートアップ・キャンパス構想の有識者会議メンバーを務めています

二見は、日本の学術界におけるイノベーションを製品化し、人々の生活と社会を向上させることを目標に掲げています。

ライフサイエンス/バイオテクノロジー分野の投資家、起業家、弁理士。ANVでは、ニューサイエンスや新技術の発掘・評価、事業・知財戦略の立案、会社設立に携わる。

ANV以前は、東京大学エッジキャピタルパートナーズ（UTEC）にベンチャーキャピタリストとして勤務し、SOLA biosciences、OriCiro genomics（Modernaが買収）、United immunity、Red Arrow、PURMXなどの会社設立、または、これらの新興企業で取締役やオブザーバーを務めた。

また、武田薬品とバイエルに10年以上勤務。東京とシカゴを拠点に、50件以上のライセンス契約と2件のM&A（アムジェン・ジャパンとナイコメッド）に携わり、企業戦略の立案や事業提携に従事。また、武田薬品においてニューヨーク南部地区連邦地方裁判所での特許訴訟を担当した。

経済産業省、特許庁、LES、国立がん研究センター、日本ベンチャーキャピタル協会、弁護士会などで、日本のスタートアップエコシステムに関する講演やセミナーも多数行っている。経済産業省よりIP Base Awardを受賞。

根城祐美子は 2024年1月にコントローラーとしてAN Venturesに参画しました。

AN Venturesに入社する前は、 LINEヤフー株式会社 のCorporate Venture CapitalであるZ Ventures Capitalにて投資管理のマネージャーとして６ファンド（AUM780億円）のポートフォリオ管理、FMV評価、また、社内のガバナンスの強化また業務プロセスの構築・改善など、ベンチャーキャピタルファンドの運営に関する様々なミッションを達成しました。そして、2012年9月にヤフー の初のCVCとして設立されたYJ1号の2023年クロージングにあたり、ファンドのポートフォリオのExitに大きく貢献いたしました。それ以前もDigital GarageのCVC(DG Ventures)にて投資業務が常に効率的かつ効果的に仕事をするよう努めて参りました。

彼女はまたモルガン・スタンレーの投資銀行部門にてリサーチャーとして約7年間主に顧客企業とその投資家とのアドバイザリーに関するサポートや、M&Aに関わるリサーチ業務や案件のクロージングまでの支援を中心する業務に従事。過去にも大手外資系証券会社にてミドルオフィス、フロントサポート業務に従事した豊富な経験を持つ。

​​Eirini Vamva / エイリニ・ヴァムヴァPh.D.は現在、スタンフォード大学Kay labのポスドク研究員で、前臨床および臨床試験のためのベクターエピゲノム形成におけるAAVキャプシドの役割りの解明に取り組んでいます。スタンフォード大学での研究に加え、Breakout VenturesのVCフェロー、Nucleateのベイエリアのスポンサーシップコーディネーターでもあります。以前は、グラクソ・スミスクライン（GSK）チームの初期社員として、EMAが初めて生体外で承認した遺伝子治療製品であるStrimvelisの開発に携わっておりました。ケンブリッジ大学での博士課程では、GSKの開発パイプラインに用いられるレンチウイルスベクターを、RNA構造情報に基づくゲノム改変技術を通し最適化しました。その後、スクリプスとシアトル小児病院のトランスレーショナルサイエンティストとして、抗HIV1 eCD4-Igイムノアドヘシン抗体様分子の発現のためのB細胞バイオファクトリープラットフォームの構築に注力しました。

Paula Schultheiss / ​ポーラ・シュルタイスはコロンビア大学の生物医学工学博士課程4年生です。博士課程ではランス・カム博士のもとで、がん治療における免疫細胞産生を最適化するバイオマテリアルの開発に取り組んでいます。非営利団体Nucleateのメンター・エキスパート・リレーションズ担当ディレクターであり、大学院生がライフサイエンス分野の新興企業を設立できるよう支援する学生団体運営を行っています。ここでは、ボランティアチームを率いて、ニューヨーク市内外のライフサイエンス分野の起業家、ベンチャーキャピタル、バイオテクノロジー・リーダーとのネットワークを拡大・強化しています。

ポーラは現在、コロンビア・テック・ベンチャーズのフェローでもあり、技術の商業化と特許の商業的可能性の検証について実践的な経験を積んでいます。オレンジグローブ・バイオのシニア・アソシエート・フェローとして、さまざまな臨床環境における成長機会を特定し、企業創出をサポートするとともに、財務モデルの前提に科学的背景を提供し、ポートフォリオ企業に前臨床医薬品開発プロセスに関するアドバイザーを務めました。

ヴィッキー・サトウは、複数の製薬会社の上級役員や生物学の教授職を経て、現在はARCH Venture Partnersのパートナー、バー・バイオテクノロジーおよびデナリ・セラピューティクスの会長を始め、複数のバイオテクノロジー企業や製薬企業の顧問を務めています。このほか、上場企業のアクオスとアロジェン・セラピューティックスの取締役も務めています。直近ではブリストル・マイヤーズスクイブおよびボルグワーナーの取締役を歴任。2006年から2017年まで、ハーバード大学ビジネス・スクールの経営実践学および同大学の分子細胞生物学の教授を務めました。

ポール・ロスマンは、リウマチの研究者および分子免疫学者として豊富な経験を有しています。アイオワ大学およびコロンビア大学で要職を務め、ジョンズ・ホプキンス医学部では、前学部長兼CEOとして、医学部とジョンズ・ホプキンス・ヘルス・システムを統括しました。また、全米医学アカデミー、米国芸術科学アカデミー、米国科学振興協会、ASCIの会員です。米国医師協会のメンバーでもあり、2014年には会長を務めました。メルク、ラボコープ、USCヘルスシステム、サウジアラビアのキング・ファイサル・スペシャリスト病院・研究センターの理事も務めています。

瀬口二郎は、経験豊富なインベストメントバンカーで、ANVのアドバイザーの中でも、異なるスキルでの貢献が期待されます。東京銀行（現三菱UFJ銀行）でキャリアをスタートさせ、コーポレート・ファイナンスおよび資本市場を担当し、東京とニューヨークで勤務しました。1999年にメリルリンチ（現バンク・オブ・アメリカ）に入社し、重要なポストを歴任、日本法人の社長、アジア太平洋地域のグローバル企業・投資銀行部門の責任者、およびアジア太平洋地域全体の共同社長を務めました。2023年末にバンク・オブ・アメリカを退職した後、HillhouseおよびANVのシニアアドバイザーへと転身しています。

中内啓光は、医師・研究者として輝かしいキャリアを有し、その革新的かつインパクトのある研究は、先駆的な単一造血幹細胞移植から、異種間臓器生成の研究まで多岐にわたります。これまで、東京大学医科学研究所の教授として幹細胞治療の研究に従事したほか、幹細治療研究センターの創設ディレクターを務めました。2014年からは、スタンフォード大学で遺伝学の教授を務めており、東京医科歯科大学の特別榮譽教授も兼任しています。