グローバル・バイオベンチャー・キャピタルであるANベンチャーパートナーズ(AN Venture Partners、以下「ANV」)は、この度、島田淳司と、広瀬思帆の2名が新たにANVに参画したことをお知らせいたします。​

​​島田は、​​シニア・プリンシパル​​としてANVに参画し、主に投資案件の発掘や会社法人の設立を担当し、投資先企業のサポートを行います。広瀬は、アナリストとしてANVに参画し、​​投資先候補が有するバイオテクノロジーに関する分析や評価​​を担当します。​

​​ANVは、スタートアップ企業の創業や育成の豊富な経験を有する日米のベンチャーキャピタリストが集まり設立され、主に日本から革新的なサイエンスのシーズを調達し、世界的なバイオテクノロジー企業に育てることに注力しています​​。なお、新メンバー2名は、ANVのパートナーである二見崇史と共に業務を行います​​。​

​​ANV のパートナー二見崇史は、次のように述べています。「今回、2名 の新メンバーを迎えることを大変嬉しく思います。島田は、大学が持つ有望な研究シーズの発掘と評価において、豊富な経験と知見を有しており、研究シーズをスタートアップへと発展させていくうえで大きな戦力となります。広瀬は、特に腫瘍学分野における知見が深く、​​投資対象の精査に必要となるバイオテクノロジー分野の分析・評価能力​​に期待しています」​

​​シニア・プリンシパル​​に就任した島田は、次のように述べています。「日本においてバイオテクノロジーのエコシステムを構築するという、極めて斬新な取り組みを行うベンチャーキャピタル(VC) であるANVに参画できることを大変嬉しく思います。ANVの試みは、日本にとって大変重要です。これまでの経験から、日本の研究成果をベースに米国で企業を立ち上げるというビジネスモデルには、大きな可能性があることを実感しており、ANVの取り組みに貢献していくことを楽しみにしています」​

​​アナリストの広瀬は次のように述べています。「ANVへの参画は、大きなチャンスであると考えています。これまで日米両国で学術研究を重ねる一方、日本の製薬会社に勤務してきましたが、今回VCに参画することで、業界最先端の経験を積めることを心から楽しみにしています」​

​​島田 淳司 ​​シニア・プリンシパル

​​島田はバイオテクノロジーおよび製薬業界で20年以上の経験を有し、M&A案件、製品ライセンス案件、マーケティング、コ・プロモーション案件等、多岐にわたるプロジェクトを成功に導いた実績を持ちます。​​直近では、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)に6年以上在籍し、年間数百件に及ぶ学術研究に関する発明の審査、会社創業・ハンズオン支援、投資先の事業提携、知財戦略を担いました。島田は、弁理士の資格も有しています。​

​​広瀬 思帆PhD アナリスト​

​​広瀬は、がん免疫療法の研究および創薬分野において豊富な経験を有しています。日本学術振興会特別研究員(DC2)として、東京大学でライフサイエンスの博士号を取得。メラノーマにおける免疫療法抵抗性とCD8+T細胞浸潤におけるIL4I1の役割を明らかにし、 免疫療法抵抗性に対抗する治療戦略の可能性に道を開きました。現在、慶應義塾大学医学部に客員研究員として在籍。

​​ANベンチャーパートナーズについて

​​ANベンチャーパートナーズ(ANV)は東京とサンフランシスコを拠点とするバイオベンチャー・キャピタルです。ANVは、日本からサイエンスのシーズを発掘し、世界的なバイオテクノロジー企業を育成することに注力しています。