グローバル・バイオベンチャー・キャピタル・ファンドのAN Venture Partners(ANV)は本日、米国マサチューセッツ州ケンブリッジを拠点に新たに設立されたバイオ医薬品会社City Therapeuticsへの投資を行ったことを発表いたしました。
シティは、次世代型siRNAを活用することで、RNAi治療薬の効果を向上させ、適応を拡大することに注力しています。シティは、さまざまな治療領域において、患者さんのアウトカムに大きな影響を与える革新的なRNAi治療薬のパイプラインを構築しており、最初のプログラムは2025年末頃に臨床開発に入る予定です。
シティ・セラピューティクスの共同創設者および経営陣には、アルナイラム・ファーマシューティカルズの創立CEOであるジョン・マラガノア博士を筆頭に、第一世代のRNAi治療薬の開発者が多く名を連ねています。
シティの共同設立者および科学面でのアドバイザーとして、東京大学分子細胞生物学研究所教授の泊 幸秀博士、ならびにオハイオ州立大学化学・生化学教授の中西 孝太郎博士(東京工業大学出身)が参画しています。
シティは会社設立に伴い、ARCH Venture PartnersがリードするシリーズAで1億3500万ドルの資金調達を完了しました。この資金調達には、ANVのほか、フィデリティ・マネジメント&リサーチ・カンパニー、インバス、スレート・パス・キャピタル、ロック・スプリングス・キャピタル、リジェネロン・ベンチャーズ等、ライフサイエンス分野の有力な投資家が参加しています。詳細はこちらをご覧ください。www.citytx.com.
AN ベンチャーズでマネージング・パートナーを務めるホーン川嶋健は次のように述べています。「シティ・セラピューティクスと、同社の有望なRNAi技術を支援する著名な投資家グループの一員となったことを大変嬉しく思います。私たちは、RNAiがモノクローナル抗体の成功に匹敵する、あるいはそれを超えるような、アウトカムに影響をもたらす主要な医薬品カテゴリーになりうると考えています」
ANベンチャーパートナーズについて
ANベンチャーパートナーズ(ANV)は東京とサンフランシスコを拠点とするバイオベンチャー・キャピタルです。ANVは、日本からサイエンスのシーズを発掘し、世界的なバイオテクノロジー企業を育成することに注力しています。