グローバル・バイオベンチャー・キャピタルであるAN Venture Partners (ANベンチャーパートナーズ、以下「ANV」)が認定VCとして出資するタイプライター・セラピューティクス(以下、「タイプライター」)が、日本医療研究開発機構(AMED)による令和6年度「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に採択されました。

AMEDは医療分野における研究開発およびその支援環境の整備を担う機関であり、「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」は、創薬ベンチャーが直面する大規模開発資金の不足解消を目的としています。今回の採択により、タイプライターは、mRNAを用いたGene Writingによる重篤な遺伝子疾患向け遺伝子治療パイプラインの開発を、AMEDからの支援を受け実用化に向け加速させることが可能になります。

ANVのマネージングパートナーでタイプライター・セラピューティクスのCEOも務めるホーン川嶋 健は次のように述べています。「このたび、タイプライターがAMEDの『創薬ベンチャーエコシステム強化事業』に採択されたことを大変喜ばしく思います。新たな資金提供を受け、タイプライターは遺伝子治療の開発に弾みをつけ、実用化に向けた歩みを加速させてまいります。また、ANVは認定VCとして、タイプライターをグローバルで評価されるバイオベンチャー企業に育成するべく、今後も伴走してまいります。」


AMEDの「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」について

事業の詳細について:
https://www.amed.go.jp/program/list/19/02/005.html

認定VC採択結果について:
https://www.amed.go.jp/koubo/19/02/1902C_00056.html


タイプライター・セラピューティクスについて

タイプライター・セラピューティクスは、標的特異的に治療用遺伝子を挿入できる基盤技術をベースとして、mRNA医薬ベースの遺伝子治療の実用化を目指すスタートアップ企業です。東京大学の藤原晴彦名誉教授のトランスポゾンに関する研究成果を基に2022年2月に設立され、日本発の技術をグローバルに展開するため、東京と米国ケンブリッジに研究拠点を構えています。タイプライター・セラピューティクスは、重度の遺伝性疾患に苦しむ患者さんに対して革新的な遺伝子治療を提供することを目指しています。

ANベンチャーパートナーズについて

ANベンチャーパートナーズ(ANV)は東京とサンフランシスコを拠点とするバイオベンチャー・キャピタルです。ANVは、日本からサイエンスのシーズを発掘し、世界的なバイオテクノロジー企業を育成することに注力しています。