グローバル・バイオベンチャー・キャピタルであるAN Venture Partners (ANベンチャーパートナーズ、以下「ANV」)は、フェローであるポーラ・シュルタイスがフルタイムのアソシエイトに昇格し、千代谷達郎、オリビア・ラクストンとエレナ・ビソットの3名を新たにフェローとして迎えたことを発表しました。

シュルタイスは、博士課程の研究期間中にANVのフェローを1年間務めた後、今回アソシエイトとなり、投資チームの一員としてANVに参画します。主に、デューデリジェンス、市場調査、投資実行、ポートフォリオ戦略など、ANVの投資および企業設立活動のサポートを担当します。日本の革新的なサイエンスのシーズを、世界的なバイオテクノロジー企業に育てるというANVの使命に引き続き貢献していきます。

ANVのマネージング・パートナーを務めるホーン川嶋 健は、次のように述べています。「シュルタイスを私たちの正式メンバーとして、またラクストンとビソットという3名の新しいフェローを迎えることができ、大変嬉しく思います。ANVが世界中からこのような有望な若い才能を惹きつけることができるのは、私たちの成長の証であり、『日本の優れたサイエンスを世界に届ける』という私たちの使命が多くの共感を得ていることを示しています」

アソシエイトに就任したシュルタイスは次のように述べています。「フルタイムのアソシエイトとしてのANV参画は、アカデミックな世界からライフサイエンス・ビジネスへの挑戦という心躍らせる第一歩です。この1年間、ANVのチームと一緒に働き、ANVがいかに思慮深く、革新的なバイオテクノロジー企業の構築に注力しているかを肌で感じることができました。特に日本発の画期的なサイエンスのシーズを発展・実現させることで、世界中の患者さんに貢献する治療法を届ける役割を担えることを楽しみにしています」

ポーラ・シュルタイス PhD アソシエイト

シュルタイスは免疫学、メカノバイオロジー、計算生物学の学際的なバックグラウンドを持っています。コロンビア大学でバイオメディカルエンジニアリング専攻にて博士号を取得し、固形がんにおいて物理的刺激がT細胞の分化と機能にどのように影響するかに焦点を当てた研究を行いました。バイオマテリアル、空間トランスクリプトミクス、シングルセルテクノロジーを組み合わせて、腫瘍浸潤リンパ球のメカノセンシティブプログラムを特定し、免疫療法のアウトカム向上に応用しました。

シュルタイスは博士課程在籍中にOrange Grove Bio及びANVで会社設立のサポートやデューデリジェンス業務に携わり、バイオテクノロジー企業への投資経験を積みました。また、Columbia Technology Venturesでは、分野横断的に、学術的発見のトランスレーショナルな側面と商業的側面のポテンシャルを評価しました。

 

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ポーラ・シュルタイス PhD アソシエイト

シュルタイスは免疫学、メカノバイオロジー、計算生物学の学際的なバックグラウンドを持っています。コロンビア大学でバイオメディカルエンジニアリング専攻にて博士号を取得し、固形がんにおいて物理的刺激がT細胞の分化と機能にどのように影響するかに焦点を当てた研究を行いました。バイオマテリアル、空間トランスクリプトミクス、シングルセルテクノロジーを組み合わせて、腫瘍浸潤リンパ球のメカノセンシティブプログラムを同定し、免疫療法のアウトカム向上に応用しました。

シュルタイスは博士課程在籍中にOrange Grove Bio及びANVで会社設立のサポートやデューデリジェンス業務に携わり、バイオテクノロジー企業への投資経験を積みました。また、Columbia Technology Venturesでは、分野横断的に学術的発見のトランスレーショナルな側面と商業的側面のポテンシャルを評価しました。

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千代谷 達郎 MD フェロー

医学、研究、ビジネスの分野で多様な経験を有しており、現在は、慶應義塾大学関連病院で臨床医として勤務しています。三菱商事にて全社の投資案件に関する収益性評価モデルの構築・改訂や、連結子会社・関連会社を含む全社ポートフォリオ分析業務を担当しました。

その後、医師を志し大阪大学医学部医学科に進学。Stanford University School of Medicineに研究留学し、SARS-CoV-2タンパク質の結晶構造解析研究を行いました。東京大学で理学士および医科学修士、大阪大学で医学士を取得。

オリビア・ラクストン フェロー

シカゴ大学化学生物学博士課程5年生。ケモプロテオミクス技術の開発と、その技術の疾患生物学や創薬への応用を研究しています。

学術分野に加えて、ラクストンはバイオテクノロジー分野における投資および事業化に関する実務経験も有します。ウェドブッシュ証券では、株式リサーチのインターンとして、上場バイオ医薬品企業の分析、治療領域の評価、市場モデル構築による企業価値決定要因の検証を行いました。ライフサイエンスに特化した投資会社であるSofinnova Investmentsでは、ベンチャーフェローを務めました。ハバフォード大学で化学の学士号を取得。

エレナ・ビソット フェロー

フロリダアトランティック大学チャールズ・E・シュミット医科大学の生物医学博士課程4年生で、mRNAプロセシング、特にセリン/アルギニンスプライシング因子1(SRSF1)の特徴づけと、乳がんおよび前立腺がん細胞におけるそのドメインの機能的役割について研究しています。

RAキャピタル・マネジメントが推進するイニシアチブ「No Patient Left Behind」のバイオテクノロジー・フェローを務めるほか、ライフサイエンス分野のコンサルタントとして医療機器スタートアップを支援しています。フロリダアトランティック大学で生物科学の修士号、ミズーリ・サザン州立大学で生物学の学士号を取得。

 

ANベンチャーパートナーズについて

ANベンチャーパートナーズ(ANV)は東京とサンフランシスコを拠点とするバイオベンチャー・キャピタルです。ANVは、日本からサイエンスのシーズを発掘し、世界的なバイオテクノロジー企業を育成することに注力しています。