米バイオ医薬品企業のクリスタリス・セラピューティクス(以下、クリスタリス)は、1日1回経口投与のURAT1阻害薬「dotinurad」のグローバル第3相臨床試験を開始し、最初の被験者への投与を実施したことを発表しました。クリスタリスは、痛風分野における日本の優れた創薬力とグローバルな知見を融合することで、痛風治療に革新をもたらす治療薬の開発を手がけるバイオ医薬品企業で、ANベンチャーパートナーズの投資先企業です。

本試験は、ファーストライン治療薬で十分な効果が得られなかった痛風患者さんを対象に、dotinuradの安全性および有効性を評価する試験で、米国および欧州における大きなアンメットニーズに対応するものです。dotinuradは、これまでに広範な臨床試験で高い安全性と有効性が示されており、日本、中国、フィリピン、タイですでに承認されています。

クリスタリスのプレスリリース全文(英語)はこちらをご覧ください。

 
クリスタリス・セラピューティクスについて

クリスタリス・セラピューティクスは、米国サンディエゴに拠点を構え、痛風治療に革新をもたらす治療薬の開発を手掛けるバイオ医薬品企業です。主力開発品であるdotinuradは、富士薬品が創製した次世代型の1日1回経口投与のURAT1阻害薬であり、血清尿酸値の低下、痛風発作や痛風結節の抑制を目的としたセカンドライン治療薬として開発されています。日本、中国、フィリピン、タイで既に承認されており、各国での臨床データにより、高い安全性・有効性が裏付けられています。現在、グローバル第3相臨床試験を推進しており、米国および欧州での承認取得と上市を目指しています。

クリスタリスの詳細は、同社のウェブサイトをご参照ください。